2010年01月28日

「演出は初めから決まっていた」 大家族の母がフジテレビ批判(J-CASTニュース)

 10人の子どもがいる大家族の母親が、フジテレビの番組で事実でない演出があったとブログに書いて、ネット上で論議になっている。ホームステイした中国人少女のストーリーが、初めから台本で決まっていたというのだ。フジテレビでは、ロケ取材で起こったことを放送したと説明するが、結果として家族に配慮が十分でなかったと謝罪している。

 ブログでフジテレビの「演出」を指摘したのは、熊本県在住で大家族の母親としてテレビ出演も多い岸信子さん(54)。子どもは、7男3女おり、夫と自らの母親の家族13人で暮らしている。家事を切り盛りしながら、地元のくまもと県民テレビのサイトなどで家族を巡るエッセイも書いている。

■「番組スタッフが忘れた『台本』見つけた」

 岸さん一家を取り上げたのは、フジが2007年6月19日に放送した「世界びっくり人間! ニッポン(珍)滞在記」だ。番組サイトでは、中国雑伎団の17歳の少女だったリー・ナンさんが、日本の大家族と一緒に暮らして様々な衝撃を受けながら、日々の生活から得るものをつかむと紹介されている。

 信子さんは、「お母さん大学」のサイトに09年12月17日に書いたブログで、テレビ出演に関して、「苦い思い出があります」と切り出した。「世界びっくり人間!」の取材を受けて、数日間リーさんと家で過ごした後、番組スタッフが忘れた「台本」を見つけたというのだ。

 そこには、「けんかするこどもたち」「一人孤立するリ・ナンちゃん」といった書き込みがあったほか、リーさんの日記内容もすでに書いてあったという。信子さんは、「いやな感じ」がして、子どもたちに見せないようゴミ箱に捨てた。ところが、放送が始まると、「いやな感じ」は的中してしまった。

 リーさんは、初日から子どもたちと仲良くして、笑っていた。しかし、番組では、うるさい大家族に面食らい、イヤだと苦しんだと紹介されていた。実際は、スタッフがリーさんの体操の練習を見に行くよう子どもたちに促したのに、リーさんが子どもたちの邪魔で集中できなかった、とした。また、スタッフがわざとドアを開けないようにしたのに、子どものせいとウソをついて、けんかを仕向けたともいう。

■フジは台本否定も、「配慮不足」を謝罪

 岸信子さんは、民放キー局などの特集番組は、自分を曲げないといけない、やらせのような演出が多いとして、10分程度の出演以外はすべて断っていた。しかし、留学生をホームステイさせていたので興味があり、子どもたちも「楽しそう!」と言ったのでフジテレビの取材を受けたという。

 ブログで信子さんは、楽しいところはカットされていたと指摘。リーさんが大変な思いをして、やっと心が通うようになったという筋書きが初めから決まっていたのでは、と不信の目を向けている。

 放送を見た子どもたちは、「これ、ひどい!!! 」「うそばっかり」と表情がこわばり、「明日、学校に行きたくない!」とのため息も漏れた。学校では、友だちから「感動した」と言われたというものの、事実でないことが平然と流れていたとしている。ブログは現在、削除された状態になっている。

 フジテレビの広報部では、取材に対し、「台本」があったことを否定し、「バラエティ番組でのロケ取材をする上でプランニングのために仮の構成案というものを作ることがあります」と説明する。しかし、実際は、「ロケ取材で起こったことを放送」したという。

 また、リーさんがうるさい家族で子どもたちの邪魔に苦しんでいたかについては、そのような表現はしていないとする。スタッフがわざとドアを開けないようにしたのにウソをついたかについては、「そのような事実はありません」としている。

 放送を巡ってトラブルになるのは、テレビ局と出演者のコミュニケーションが十分でなかった可能性がある。フジは、撮影後などに、どんなストーリーにするのか、岸さん方に説明したのか。

 これについて、フジ広報部では、「実際に撮影したほかの場面を(VTRの長さの問題で)使えなかったことなどを編集過程で数度にわたり報告」したとしている。番組は、リーさんにインタビューし、その心情をベースに取材・制作したもので、「取材や内容に問題はなかったと考えています」と説明。しかし、「結果として配慮が十分でなく、ご協力いただいたご家族に不快な思いをさせてしまったのならば、申し訳なく思います」と謝罪している。

 J-CASTニュースでは、信子さんにも、フジテレビに納得がいくまで説明を求めたかどうかなどを聞こうとしたが、「取材はお断りしたい」とのことだった。


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2010年01月26日

「だまされたふり」で摘発強化=2月に振り込め撲滅月間−警視庁(時事通信)

 警視庁は26日、振り込め詐欺対策を強化するため、2月に撲滅月間を実施すると発表した。親族を名乗って「携帯電話の番号が変わった」などと電話があった際の対応を呼び掛ける「不審な電話、110番通報運動」を推進。金を渡すと言って犯人をおびき寄せる「だまされたふり作戦」での摘発強化も目指す。
 同庁犯罪抑止対策本部によると、月間中の認知件数は70件以下が目標。同月15日は被害ゼロを目指し、東京都内のすべての現金自動預払機(ATM)約1万1000カ所に警察官を配置し、警戒する。 

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